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 学部学科紹介・時間割

高校と大学、大きくかわるのはズバリ勉強面。特に時間割を自分で組まなければいけないという点で頭を悩ませることでしょう。

そこで今回は紙面の都合上、WEGDE本誌で取り上げられなかった学部学科を含め、

 

全学部の先輩の時間割を大公開!

先輩の組み方を参考にして、充実したフル単ライフを送ろう!

~凡例(本誌に準拠)~
◎・・・・・・必ず履修しないといけないコマ。 キョウジュの くろいまなざしを 受ける講義。

◇・・・・・・履修することを選択したコマ。別にとらなくてもよいが早めの取得がおすすめ。

◆・・・・・・履修することもできたが空きコマにしたコマ。自由に使おう!

×・・・・・・もともと履修できないコマ。強制空きコマとも。休むことを強いられているんだ!

 

※時間割は昨年度前期のものです。本年度ではカリキュラムの変更がある場合があります。大学から出た資料をよく読んだうえで時間割を組みましょう。

工学部電気情報工学科

~概要~

工学部電気情報工学科は工学部の中でも最先端技術を扱う学科です。2年生になると、電気系(発電・電気回路など)、通信系、情報系(プログラミング・コンピュータ)の3つの課程に分かれます。発電からパソコンが動くまでのすべての範囲をカバーしている広範囲な学科です。主に情報系ということで、PCに強い人が集まっている印象です。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

・前期は必修で15コマも埋まってしまうため、選択科目は最低限に抑えて質のいい学習を心がけました。

・火曜日と木曜日の朝は空きコマにして睡眠時間を確保しました。朝ゆっくりできる日とそうでない日を交互にして、疲れが最小限になるようにしました。

 

 

学部学科一覧

(時間割を見たい学部学科を選んでください)

gakubu

文系

文学部

教育学部

法学部

○経済学部

 ・経済経営学科

 ・経済工学科

                  理系

○理学部

 ・物理学科

 ・化学科

 地球惑星学科

 ・生物学科

 ・学科

○工学部

 ・建築学科

 ・電気情報工学科

 ・物質科学工学科

 ・地球環境工学科

 ・エネルギー科学科

 ・機械航空工学科

 

工学部物質科学工学科

~概要~

工学部の中でも化学的なことを行うのが物質科学工学科。金属や半導体、セラミックなどの材料を扱う材料工学科学コース、気体や液体、固体の物質を用いた製品の開発を行う化学工学を基礎とし、生体材料や新規触媒材料などの研究を行う化学プロセスコース、有機化学を中心に社会に貢献できる物質の研究を行う応用化学コース、の3つ(うち応用科学コースは機能クラスと分子クラスに)に2年次になると配属される。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

・1限をできる限り空けるように組みました。

・金曜日の午後を空けて休日気分を味わえるようにしました。

・時間の活用方法に悩んでしまうため、3限はなるべく講義を入れるようにしました。

・選択科目は学習サポーターの先輩に相談して決めました。

 

 

denjo
bukka

文学部

asobun

~概要~

九大の文学部は文学だけではなく、人文科学を網羅した学部です。2年次からの専攻教育で哲学コース、歴史学コース、文学コース、人間科学コースの4つのコースに分かれ、そのまま研究室に所属します。哲学、歴史学、文学のコースは古代から現代、東洋から西洋に至るまで様々な分野の研究を行っています。また人間科学コースでは言語学や地理学、宗教学、社会学、心理学など人間を科学的に研究しています。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

選択科目はとれるだけとりつつ、1限は出席しなくて済むようにしました。その中で自分の興味が惹かれるものを選びました。

TOPiQ-国際化する九州大学-

時間割にはないものの、オンライン教材「ぎゅっとe」を使った講義などで家庭での英語教育を進める九州大学。2014年度から九大生向けの英単語帳「九大英単」を作成するなど英語教育に熱心な九州大学。数年後には国際教養学部が誕生するなど、九州が再び世界の窓口となる日も近いのかもしれない。

教育学部

~概要~

まずよくある勘違いとして、九大の教育学部は教員養成を目的とした学部ではありません。教員免許も取得できますが、本質は教育学を研究する学部です。3年後期から国際的な視点から教育学を考えたり、教育をめぐる現代的課題などを研究したりする教育学系と、教育の中で起きる心理的問題について考えたり、カウンセラーなど心の専門家の養成を目指したりする教育心理系に分かれていきます。1クラスで構成される学部のため、学部内での仲が良いのも特徴です。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

必修の語学に合わせて時間割を組みました。2,3限のどちらかを必ず空けることで昼食をゆったりととれるようにしました。

TOPiQ-学食-

九大センターゾーンの学食は3か所あるものの、お昼休みは非常に混む。混むのだ。学食を飛び出して外まで並ぶ1年生の姿は九大春の風物詩となりつつある。なお、メニューは数が多く、定期的に入れ替わるため飽きは来ない。朝昼晩食べていた時期も私にはありました。心地よくお昼ご飯をとる工夫も時間割を組む際の観点の一つでもあるのだ。

 

kyoiku

法学部

~概要~

法曹界や政界、または公務員として将来働きたい人が法について学ぶ学部です。法制史などに関わる基礎法学、憲法や行政法に関わる公法・社会法学、民法や刑法に関わる民刑事法学、国際法に関わる国際関係法学、政治に関わる政治学の5つを学生によって比重をかけながら学んでいきます。少人数教育の場としてゼミナールを重視してきたことも特色の一つです。教員や学生と意見を交わしながら考えを深めていきます。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

興味のある内容の講義をとりつつもフルコマを作らないように意識しました。前期と後期のバランスや抽選落ちの場合も考慮しつつ時間割を組んでいきました。理系の選択科目である、理系ディシプリン科目はクオーター科目を活用しつつ、高校のときにやらなかった物化を極力回避できるようにしました。

TOPiQ-九大の教授といえば-

月曜3限の法学入門は法学部の学生全員が必修となる科目である。今年の担当講師であった南野教授は学外でも有名となりつつある。天声人語で紹介された、AKB48の内山奈月さんとの共著「憲法主義」は九大生なら一読の価値はあるはずである。南野教授だけではなく、婚学の佐藤准教授など、九大の””名物教授””の講義を学部関係なく受けられる機会は基幹教育の間を逃すとほとんど失われてしまう。積極的に講義をとって見分を広めていこう。

 

hougaku

経済学部経済経営学科

~概要~

経済経営学科(経経とも)は経済学・経営学をの基礎を学びながら現実感覚と国際性を身につけることで複雑化し多様化する現代経済社会が抱える諸問題を解決していける人材を育成していく学科です。3年次にゼミに所属しますが、その時の担当教員によって「経済分析系」、「産業分析系」、「企業分析系」のいずれかの系統を深く学んでいくことになります。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

選択科目は自分の興味に合わせて選びました。その中で教員免許取得の条件となるプログラミング演習を受講しました。

TOPiQ-九大の教授といえば-

選択科目を選ぶ際に必要となる情報はどこで得るのだろう。答えはすべてシラバスにある。九大の基幹教育の場合はweb上にあり、講義内容や使用するテキスト、成績評価の基準などが担当教員の優しさの分だけ掲載してある。シラバス読まずに受講を決めるのは言語道断。たとえば同じ経済史入門でも担当する教員によって講義内容が全く違うことがあるからだ。シラバスをよく読み、自分の興味に一番合う講義を探していこう。

keikei

理学部物理学科

~概要~

抽象的な数学と実用的な他学問分野との橋渡しをする、世界の秘密を解き明かすことを追求する学科です。2年後期に物理コースと情報理学コースに分かれます。物理コースでは、電子や素粒子などの原子核よりも小さなものの研究と、星や宇宙といった大きなものの研究を行っています。また情報理学コースでは、コンピュータを駆使して自然界や人間社会における現象やデータの中から一定の法則を見出そうそしています。現在、物理コースは箱崎、情報理学コースは伊都ウェストゾーンで講義を受けています。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

月曜の午前中は空けることが可能だったので空けることにしました。後期にスポーツ系の講義をとる予定だったので総合科目は取りませんでした。

TOPiQ-理学部移転-

2015年10月から理学部が伊都キャンパスウェストゾーンに移転するのはご存知の通り。これによって分裂していた物理学科が一つになるだけではなく、理学部が一つになるのである。現在理学部と並行してイーストゾーン(文系地区)の建設が進められている。伊都キャンパス開発の裏話などは総合科目の「伊都キャンパスを科学する」を受けてみよう(たぶん来年もあるはず)。面白い話が聞けるはずだ。

butsuri

理学部化学科

~概要~

薬学や医学、工学など現代科学の基盤となる化学の研究を日々行っている学科である。高分子化合物や、金属錯体など様々な最先端の研究を行う研究室に4年次になると配属される。他の学科に比べ実験の講義が多いのも特徴であり、頭だけでなく手を動かし知覚すべてを使いながら日々研究に励んでいる学科である。例年九大祭ではクラスで模擬店の出店を行うなどクラス仲もよい学科であるようだ。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

時間割は必修と必修の間に空きコマができないよう選択必修講義を入れました。そうすることで前期に取得可能な単位の上限ギリギリまでとることを考えました。

TOPiQ-椎木講堂-

平成26年度から新たに九大にできた直径100mの講堂である。入学式や卒業式、学会発表などの大規模なイベントが行われる時や基幹教育では課題協学の講義などで使われている。学生からはチョコレートケーキなど愛されているものの、現状学生が主体的に使うことはできない。この講堂で学生主体の活動ができる日が待ち遠しいものである。

kagaku

理学部地球惑星科学科

~概要~

九大の地球惑星学科では宇宙や地球の成り立ちや構造、地球内部の環境や物質循環、また生命の進化など多岐にわたる分野の研究を行っている。内容から分かる通り、物理学や生物学、化学数学といった理学部の研究を総動員して行っているのだ。また、研究に用いる観測機やコンピュータなどは最先端のものを用いることで複雑なままできるようになっている。化学科同様4年次から研究室に配属され専門的な研究を行っている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

朝が弱いので1限の選択科目は取らないようにしました。他はほとんど必修だったので選択の余地はあまりなかったです。

TOPiQ-九大と宇宙-

九大卒の宇宙飛行士といえば若田光一氏がいる。87年に工学部を卒業後、89年に修士の学位を得た大先輩である。日本人初のISS長期滞在など偉大な功績も多いが、宇宙からのテレビ電話講義、今年度には椎木講堂で講義を行うなど在学生にも宇宙というものを身近に感じさせてくれる機会を作っていただいていた。また基幹教育の総合科目には「遥かなる宇宙への誘い」という人気講義もあるなど、地球を飛び出して活躍する九大生も時期に増えるはずだ。

chiwaku

理学部生物学科

~概要~

九大の生物学科は「生命の統合的理解」を目指し、ゲノム、細胞、個体、集団の各レベルから解明を目指すとともに、それらを統合して新しい生命像の確立を目指している。さらに、医学系研究科や生体防御医学研究所、システム生命科学府等に属するいくつかの研究室と密接な協力体制を組み、共同研究等も行っている。生物学科を中心としたこの協力体制のチームは平成14年度より生命科学分野において、「統合生命科学」プロジェクトとして文部科学省の21世紀COEプログラムに採択されている。学部生は専攻教育に入った後は4年次に研究室に配属され、担当教員のもとで研究を行う

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

時間割は前期のうちにできるだけ単位を取得できるように時間割を組みました。水曜日は課外活動に時間を充てるため、4限は取らないようにしました。

TOPiQ-大学の教科書-

大学生の教科書は講義によってさまざまである。高校のときのように薄いものもあれば辞書のように分厚いものもある。中でも特に分厚い教科書は「Essencial 細胞生物学」という生物学の教科書である。ページ数は870ページ。価格も8000円近くするため「ハッセンシャル」なんて呼ばれることも。

seibutsu

理学部数学科

~概要~

この学科では科学の基礎である数学の研究を行っている。古典数学から現代数学まで様々な数学を、演習などを通じて学んでいく。理学部の学部生の多くが各科目の教員を目指すことが多いが数学科も同様である。情報数学を扱うため、情報系の企業や銀行などへ就職する学生も多い。現在理学部唯一伊都キャンパスウエストゾーンに居を構える学科だが、理学部棟の完成に伴い、現在の図書館横から理学部棟内へと移ることが決定している。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

必修科目がまず決まってしまっているため、興味のある文系ディシプリン科目や総合科目をとりました。

TOPiQ-マスフォアインダストリ-

名前の通り、純粋・応用数学を流動性や汎用性を持つ形に融合再編しつつ産業界からの期待に応えようとすることで生まれた数学の新たな学問領域である。2012年にマスフォアインダストリ研究所内の高木研究室が解読に数十万年かかるといわれていた「ベアリング暗号」をわずか150日足らずで解読するなど、これからの活躍に期待がふくらむ学科である。

suugaku

医学部医学科

~概要~

この学科では科学の基礎である数学の研究を行っている。古典数学から現代数学まで様々な数学を、演習などを通じて学んでいく。理学部の学部生の多くが各科目の教員を目指すことが多いが数学科も同様である。情報数学を扱うため、情報系の企業や銀行などへ就職する学生も多い。理学部唯一伊都キャンパスウエストゾーンに居を構える学科だが、理学部棟の完成に伴い、現在の図書館横から理学部棟内へと移ることが決定している。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

後期とのバランスを考えながら選択科目の履修を行いました。水曜3限は初回の講義であった抽選に漏れていたのを確認し忘れたまま受講してしまい、気づいたときには自動的に落第となっていたものです。

TOPiQ-人気の講義-

文系ディシプリン科目や総合科目は昨年度受講した先輩の意見などから初回の講義に座席数を超える学生が集まるときがある。そのまま立ち見を出しながら続ける講義や教室を変更して行う場合なら全員が履修できるので問題はないのだが、時には初回のレポートや抽選で履修者を制限する講義もある。抽選に漏れるといくら講義に出ても履修は認められない。運も実力のうちなのだ。

igaku

医学部生命科学科

~概要~

システム生物学やバイオインフォーマティクス、ナノバイオロジーなど近年新たな学問領域が生命科学の分野で出現しています。これらに対応するためには従来の医学部教育で行われていた知識に加え、情報科学や分子細胞生物学などの知識が必要となります。そのため生命科学科では医学科と共通する講義を受けながらも前述した情報科学などの講義を受けていきます。3年次に研究室配属、4年次で卒業となります。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

韓国に興味があったので第二外国語に韓国語、水曜4限に韓国学への招待を入れました。月曜1限の物理学概論Aは高校の時に物理を履修していない人向けの講義で、高校の時に履修している人が基幹物理学1Aを受講しています。

TOPiQ-大学の試験-

単位取得の条件として多くの科目で用いられる試験。一度目の試験の結果や平常点などを加味し合格すると点数に応じた成績(A~D)が出ます。それでも合格できない場合は試験の約1週間後に行われる追試、それでもだめなら半年後に行われる再試へと挑むことになります。もちろん追試や再試があればですが。再試でも落ちてしまった場合は不可のFが付き再履修となります。判定がFの科目が増えると学科によっては留年なんてことも。日々勉強に励みましょう。

seimeikagaku

医学部保健学科看護学専攻

~概要~

その名の通り、保健学科の中でも看護師や保健師の育成を目指す専攻です。2年半まで医療系に関することを履修したのち3年後期から1年間臨地実習を行い、4年次の2月にある国家試験合格を目指します。カリキュラムが厳しいため自然科学総合実験を行わないなど、他の理系学部と履修する講義が異なるものが多いです。想像の通り女子学生の比率がほかの学部に比べ高く、工学部とは逆に男子学生が肩身の狭い思いをしているのだとか。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

サークルやアルバイトをやりやすいように前期の特に午前中に時間割を詰めました。専攻科目の評価はテストに比重が高かったため、選択科目は出席点やレポート点に比重が高いものを選びました。

TOPiQ-保健学科-

見て分かる通り保健学科は1年次から専攻に分かれている。そのため看護・放射・検査と略されて呼ばれるのだが、このとき絶対やってはいけないのは「看護学科」なんて言ってしまうこと。放射専攻や検査専攻の学生からのあらぬ怒りを買ってしまうかも・・・

kango

医学部保健学科放射線技術科学専攻

~概要~

 現在の医療の現場で欠かせない画像検査や放射線治療を支える、理工学と生命科学が融合した領域の学問です。3年前期までに主に座学を、3年後期には実習を行い、4年次には隣地実習を行います。4年次の2月にある国家試験に合格し、診療放射線技師の資格の取得を目指します。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

1年前期のうちにとれるだけとっておこうということできつきつの時間割になってしまいました。木曜日は箱崎での専攻日になります。

TOPiQ-学部と資格・免許-

各学部ごとに講義内容に応じて国家試験の受験資格をえることができる。医歯薬系はそれの取得を目指すが工学系でも電気通信主任技術者などの就職の際に有利な資格を手にすることができる。ただし、資格・免許関係の中でも複雑だったりするのが教員免許。学部によって取得できる免許の種類が違ってくる。工学部だと高校の数学の教員免許をとれるのは機械航空工学科だけなど。しっかりシラバスを読んで資格取得に必要な講義をとることが重要だ。

housha

医学部保健学科検査技術科学専攻

~概要~

病院などで行われる様々な臨床検査を行う臨床検査技師を育成する専攻になります。3年間で座学を修め、3年次に実習科目の履修、4年次には卒業研究と並行して臨地実習を行います。卒業後は医療機器メーカーや国公私立の研究機関など多岐にわたる医療関係機関で活躍しています。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

課外活動がしやすいように空きコマを作らず午前中から詰めて行っています。時間割を組んだ当初は空きコマをうまく使える自信がなかったので。

TOPiQ-専攻日-

各学部とも基幹教育では週に1コマずつ伊都キャンパスで専攻科目がある。どの学部学科も教授の研究内容を聞きながら学科の概論を学ぶといったことが多い。ただし、例外が2つ。医学部医学科は専攻科目がないのと、保健学科は馬出で専攻科目の講義があるのだ。専攻キャンパスの雰囲気を先取りできる保健学科は多学科からみると少しうらやましいかもしれない。

薬学部創薬科学科

kensa

~概要~

薬学部の中の4年制の学科が創薬化学科である。薬学の基礎的な知識や技術を学びながら将来薬学関係の研究に携わる人材を育成することを目的としている。臨床薬学科に比べると医薬品を”創る”ことに重点をおいた学科である。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

サークルなどの課外活動に充てる時間を確保したかったので月曜日と水曜日の講義は午前中のみとしました。コマ数の多い日と少ない日を交互にして、しっかり休養をとれるようにしました。

TOPiQ-QREC科目-

QRECはロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの略称で、米国にて起業家として大成功をおさめた九州大学の卒業生、ロバート・ファン博士 の百周年記念寄付金をきっかけとして、設立された総合的教育・研究センターだ。

QRECは九州大学の全学部・大学院生を対象として社会のあらゆる分野で積極的に新しい価値創造にチャレンジし、自らの夢実現を目指す人材育成を目指しています。企業家向けのセミナーで著名人を呼んでの公演も多数ある。迷ったら是非参加してみてはいかがだろうか。

薬学部臨床薬学科

~概要~

薬学部の中の6年制の学科が臨床薬学科である。薬学の基礎的な知識や技術に加え実際の医療現場で必要となる臨床的教育を行う。臨床薬学科のみ薬剤師の国家受験資格があるため、5、6年次には5か月間にわたる病院・薬局などでの実務実習が行われる。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

1年前期でできる限り単位を取ろうということで単位取得制限いっぱいまで受講しました。月曜3限に講義を入れたかったのですが抽選で落ちてしまい、2コマ分の空きをもてあましてしまっていました。

TOPiQ-馬出キャンパス-

九州大学病院に併設された医歯薬系のキャンパスが馬出キャンパスだ。移転をしないこともあって近年改装が進められており、とてもきれいなキャンパスで講義を受けることができる。九大の始まりとなった医学部のある馬出キャンパスで歴史を感じながら最先端医療を学ぶのもよいのかもしれない。

 

souyaku
rinsho

経済学部経済工学科

~概要~

経済経営学科が””文系の経済””であるならばこちらは””理系の経済””。というのも数量的なアプローチに重点を置いているからだ。

数理、数量的手法を用いて経済上の問題の分析を試みる「経済システム解析」、経済問題に関する政策を分析・評価を学び、新たな政策の提言を課題とする「政策分析」、経済解析のための数学的処理方法やコンピュータの基礎や応用について学ぶ「数理情報」の3つの分野に分かれています。以上のことから、高校までは理系の勉強をしていた人もちらほらいるとか。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

自分の興味のある科目を中心に組みました。その中で1限を空けられそうならあけるようにしました。

TOPiQ-箱崎キャンパス-

箱崎キャンパスは地下鉄貝塚線の沿線にあるキャンパス。現在文系学部と数学科以外の理学部、工学部建築学科、農学部が籍を置いている。移転のさなかにあり、近い将来キャンパスとしての機能を失ってしまうものの、歴史を感じさせるキャンパスだ。なお、福岡空港が近くにあるため講義中には世界へ羽ばたく音がよく聞こえるかもしれない。

keizaikou

歯学部

~概要~

歯科医師養成を目的とした学部である。医学部医学科同様6年制の学部である。4年生まで歯学に関することを学んだ後、5年次の9月に学内試験(CBT・OSCE)を行い、合格したものは臨床実習を行っていく。卒業後国家試験受験資格を取得し、国家試験に合格して歯科医師となる。医療系の学部であるため、馬出キャンパスで専攻の講義は行われている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

朝は1限をとって起きる時間を一定にして生活リズムをなるべく崩さないようにしました。水曜日は午後から丸丸あけて遊べるようにしました。

TOPiQ-キャンパス別サークル-

医学部や歯学部薬学部などは他学部と異なり6年制ということもあり馬出キャンパスに全学の部活とは別に部活がある。キャンパスも伊都から離れているため馬出の部活サークルに所属している学生も多い。後述するが、芸術工学部も学部生向けのサークルが存在し積極的に活動をしている。

shigaku

工学部建築学科

~概要~

工学部の中でも芸術的な学科。名は体を表すとは言ったもので、建築学科は人が住みやすく暮らしやすい空間づくりに関する研究を行っています。工学部の中でも規模が小さく1クラスしかないため卒業までコース分けもなく、4年間同じメンバーと講義を受けていくことになります。工学部の中でも唯一箱崎で専攻の講義を行っている学科であり、平成29年度に伊都キャンパスへの移転が検討されています。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

ほとんどが必修でうまっているため、あまり選択の余地がありませんでした。空間表現実習などほかの学部にはない講義もあり忙しかった印象です。

TOPiQ-製図-

工学部の一部の学科に存在する実習の講義が製図である。製図道具を教科書と同時に購入し、大きな作図用紙を買っていったらきっと彼らは製図を行う工学部。建造物から船まで様々なものを描いている。課題〆切前になると製図室の灯りが煌々とともっているのは彼らのやる気の光なのかもしれない。

 

kenchiku

TOPiQ-プログラミング-

電気情報工学科といえばパソコン、パソコンの専攻といえばプログラミングということでプログラミングの講義は必修となっている。C言語やjava、php、研究室によってより多様な言語を学び文学部以上の””言語””を扱えるようになる。H25年度入学生までは初年度にschemeなんて言語を扱っていたとか。なお、電気情報工学科生だからと言って全員がプログラミングできるというわけではないのでご了承を・・・

工学部地球環境工学科

TOPiQ-おとこうがくぶ-

工学部は学部の性質上男女比の偏りが著しい。物質科学工学科や建築学科、地球環境工学科は例年2桁程度女性が入学する一方で、電気情報工学科や機械航空工学科は1桁後半でも多く年によっては男性しかいない通称””男クラ””が生まれてしまう。ウエストゾーンは男の園。男所帯の気楽さはほかの学部にはないものかもしれない。

~概要~

「自然と人間社会が調和した新しい環境の創造」を課題に工学や自然のことを学んでいるのが地球環境工学科です。安全な構造物など陸上のインフラ関係を扱う建設都市工学コース(通称建都)、造船や海洋構造物など海上関係を扱う海洋船舶システム工学コース(通称船舶)、地下資源や自然災害など主に地中に関する研究を行っている地球システム工学コース(通称資源)の3コースに分かれており、2年次にコース分けが行われる。地球すべてを工学する自然派な人が集まる学科です。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

お昼に学食が混む前に食べられるように2限3限を空けました。ただ、それでだれてしまっていたのであまりお勧めはしないです。

chikan

TOPiQ-測量-

地球環境工学科建設都市工学コースは2年次の夏休みと2年後期に測量実習が行われる。伊都キャンパスの地形を高額な(100万円以上もあるとか)器材を用いながら測量をし、図面に起こすという実習だ。ウエストゾーンでカメラのような器材をのぞき込んで作業をしている集団を見かけたら生易しい目で見守ってあげよう。

工学部エネルギー科学科

eneka

~概要~

現代社会で問題となっている、安全でクリーンで持続可能なエネルギーの研究をおこなっている学科がエネルギー科学科です。2年次に原子核・量子レベルからエネルギーを科学するエネルギー量子理工学コース、ナノテクノロジー・ナノマテリアルを駆使しながらより優秀なエネルギーを研究するエネルギー物質科学コース、より高効率で環境負荷の少ないエネルギーシステムの研究を行っていうるエネルギーシステム工学コースに分かれます。原発などが問題となっている今、工学をの根本となる”エネルギー”を扱う屋台骨のような学科です。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

お昼に学食が混む前に食べられるように2限3限を空けました。必修が多く、選択の余地はあまりなかったです。

TOPiQ-筑紫キャンパス-

西鉄大牟田線に乗って大橋を越え、もっと南下した先にあるのが筑紫キャンパス。工学部のの一部、主にエネルギー科学科の研究室があるのがここだ。九大生のほとんどがこのキャンパスを訪れる機会がないまま卒業してしまうかもしれない。5月にオープンキャンパスを行っているので一度足を運んでみてはどうだろうか。

工学部機械航空工学科

~概要~

設計や構造など様々な機械に関わることを行っているのがこの学科だ。2年次に機械について研究する機械コースと飛行機や宇宙船などの空の上での工学について研究する工学コースに分かれる。宇宙飛行士の若田光一さんを輩出しているように国立大で数少ない宇宙に関する研究を行う学科であるため、全国から学生が集まっている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

休日の疲れをいやすやめ、月曜日の午前中をなんとかして休みにしました。水曜4限の必修科目はとりたかったのですが抽選に漏れてしまいました。

TOPiQ-機械航空工学科のエネルギー-

九大は新エネルギーの一つとして水素の研究が盛んである。昨年度は試験的ではあるが伊都キャンパスから九大学研都市駅まで燃料電池バスが運行するなど実用化に向けた動きが高まってきている。ウエストゾーンにある水素ステーションは全国でたった13か所しかないうちのひとつ。また伊都キャンパスには数多くの風力発電の風車がみられるが、風車のまわりにあるリング、「風レンズ」も機械航空工学科が開発したもの。あれで効率があがるのだそうだ。

kikou

芸術工学部環境設計学科

kankyo

~概要~

環境設計学科は建築・都市などのあるべき姿を計画・設計する創造的な学科である。自然と建造物、環境と人などの”関係のデザイン”を考える学科です。部屋などの小さな環境から景観などの大きな環境までを考える学科です。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

理系の性として必修が多くあまり自由に組めるわけではなかったですが、水曜日に選択科目を集めてほかの曜日はゆっくりできるようにしました。

TOPiQ-芸術工学部-

芸術工学部は2003年までは九州芸術工科大学という独立した大学であった。2003年に旧大学に吸収され、芸術工学部となる。そのため、九大祭と同日程で行われる独自の学祭「芸工祭」をはじめ「九大ではない九大」なのが芸術工学部の特徴だといえるかもしれない。

芸術工学部工業設計学科

kougyou

~概要~

望ましい生活環境を構築するために、道具や装置、空間などの諸要素およびシステムの開発・設計に関わる研究を行っているのが工業設計学科である。人間工学や文化などを学びながら、感覚的であったり科学的であったりなどさまざまな方向からアプローチを行ってデザインの研究を行っている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

楽な時間割にしようと思い、選択科目はまったくとりませんでした。その結果後期で苦労しているのであまりお勧めしません。

TOPiQ-いも九と芸工生-

学部自体が九大っぽくないように、学生も九大生っぽくない人が多いように感じる。九大生は昔から「いも九」と揶揄されていたようにいもくさい学生が多い(らしい)のだが、一方で芸工生はアーティストな印象を受ける(気がする)。服装などのおしゃれさが九大生っぽくない垢ぬけた感じがしたらもしかすると(もしかしなくても)芸工生なのかもしれない。

芸術工学部画像設計学科

~概要~

視覚情報に関するさまざまな問題に対して文化的及び科学的に研究を行っているのが画像設計学科である。資格情報の認知に関係する諸範囲を扱う視覚学、視覚的なデザイン、芸術表現などを扱う視覚芸術学、画像処理や画像解析などを行う画像工学などの分野を扱っている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

前期は面白そうな講義をかたっぱしからとってみました。後期に必要な単位をとることでカバーはしています。

TOPiQ-芸工祭①-

九大祭と同じ日程で例年行われる芸工祭。九大祭よりもどちらかというと学生の作品展示の要素が強いのがこの学祭だ。半年以上の時間をかけて会場からパンフレット、企画までを自らの手で作り上げる(レベルの高い)手作り感あふれる学祭が芸工祭である。

gazou

芸術工学部音響設計学科

~概要~

音に関するさまざまな分野を扱うのが音響設計学科だ。音声言語や音楽などを文化的側面から研究する音文化学、人間側の心理面や生対面、環境自体の物理的側面の両方からのアプローチで人間にとって最適な音環境を考える音響環境学、情報データとしての音を取扱う音響情報学などを研究している。国内の国立大学で音響に関することを行っている唯一の学科であるため、特に日本全国から学生が集まってきている学科である。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

前期でなるべく多くの単位を取るように組みました。水4の婚学はとても人気の高い講義で不安でしたがとれていたのでとてもよかったです。

TOPiQ-芸工祭②-

芸工祭は学祭前日の前夜祭「ZENYA」から始まる。1日目には学生が一からプロデュースするファッションショー「CBA」、音響や展示、映像など総合的な芸術展示を行うインスタレーション作品を展示する2研企画などが行われる。九大生なら在学中に一度は訪れるべき学祭の一つであり、芸術工学部に興味のある高校生は一度芸工生に行ってみることをお勧めする。絶対に芸術工学部に入りたくなること間違いなしだ。

芸術工学部芸術情報設計学科

onkyo

~概要~

工学部の電気情報工学部と違い、情報やコンピュータに関わることを行うものの、より芸術的、デザイン的なことを行うのが芸術情報設計学科である。芸術文化論や生活者の芸術的かつ文化的な知的活動との調和を目指したメディア環境の設計を研究するメディア設計学、そしてそれらの基盤となる、情報の数理的で工学的取扱いを研究する情報環境学を学んでいる。電気情報工学科よりも「人が使う」ことに重きをおいた情報科学を研究するのが芸術情報設計学科である。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

月曜日と水曜日のコマを減らしました。理由は週のはじめはやっぱりやる気がわきにくいのと、週の真ん中は疲れがたまってくるので1日休める日を作りました。

TOPiQ-噴水-

芸術工学部の本拠地、大橋キャンパスの中央広場には大きな噴水がある。オープンキャンパスで訪れたときなどにはその美しい姿をみることができ、芸工祭では噴水の周りで芸術公園を行う噴水企画の際に用いられる。なお、この年2回を除けばこの噴水が動いていることは・・・

geijo

農学部

~概要~

理系であって理系でない、それが農学部である。作物や森林などの植物から、昆虫、漁業、畜産などの動物などの生物的分野、農薬や食品化学などの科学的分野、農業機械に関する研究を行う工学的分野、さらには農業における経済学、農政経済を学ぶなど研究領域は九大の学部の中でも随一。2年次のコース分けまで様々な選択肢を考えることができる学科である。現在は箱崎キャンパスにあるが、平成30年度には伊都キャンパスへの移転が計画されている。

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~時間割を組んだ先輩のコメント~

月1はきついので絶対入れたくなかったです。水曜日と金曜日のように午後からバイトなどにいけるよう、選択を午後からはとらないようにしました。

TOPiQ-糸島-

伊都キャンパスがある糸島。現在でもハウスや水田、山々など自然にあふれた町である。センターゾーンにあるビッグオレンジの名前は伊都キャンパス開発はみかん畑だった名残からきているものである。古墳が見つかるなど歴史的価値の高い地域でもあり、歴史と自然そして最先端研究の3つが融合した学術都市が将来生まれるのだ。

nogaku
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